Ernest Bloch : Complete Works for Violin and Piano

収録内容:

1. エルネスト・ブロッホ : ヴァイオリン・ソナタ　第1番
2. エルネスト・ブロッホ : ヴァイオリン・ソナタ　第2番　「神秘の詩」
3. エルネスト・ブロッホ : 無伴奏ヴァイオリン組曲 第１番
4. エルネスト・ブロッホ : 無伴奏ヴァイオリン組曲 第２番
5. エルネスト・ブロッホ : ヴァイオリンとピアノのための 「メロディー」
6. エルネスト・ブロッホ : ヴァイオリンとピアノのための 「バール・シェム」
7. エルネスト・ブロッホ : ヴァイオリンとピアノのための 「アボダー」
8. エルネスト・ブロッホ : ヴァイオリンとピアノのための 「エキゾチック・ナイト」
9. エルネスト・ブロッホ : ヴァイオリンとピアノのためのヘブライ組曲

Latica Honda-Rosenberg (violin), Avner Arad (piano)

Notes:

• Recorded at Steinfurt, Konzertgalerie im Bagno, 20-28, December, 1999. [DDD]
• 2CD-set
• Released July, 2000. [ARTE NOVA CLASSICS : 74321 76810 2]
  
• Released 2003. [OEHMS CLASSICS : OC 255]
  

Review:

推薦
ブロッホのヴァイオリンのための室内楽作品を全て収録した２枚組セット。ソナタ２曲に関して言えば、例えば、リディア・モルドコヴィッチの「神秘の詩」のような超名演と比較してしまうと苦しいものがありますが、水準以上の演奏だと思っています。

一方、無伴奏組曲と小品はとても魅力的です。正直なところ、無伴奏組曲について、割と最近まで、この曲の良さが分かりませんでした。ハイマン・ブレスやメニューインの演奏を聞いて、ようやくこの曲がわかってきて、この演奏を聞いて心底感動しました。バッハの一連の無伴奏作品に通づるというこの曲の真髄を感じました。

ブロッホのヴァイオリン作品はいづれも素晴らしい作品で、コンチェルトを除く、その全てをこのセットで堪能できるというわけですが、これは廉価版のため、たいへん安い価格となっています。録音もたいへん優秀で、トータルで考えても、持っていて損はないでしょう。

4, January, 2001

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